ボドゲやる人。サルベジの企画と全部。
たなか おつくり
エンジョイ派ゲーマー。 最近はだいぶボードゲーム寄り。 ルール説明するのが好き。 遊ぶのも好き。 勝ち負けはあまり意識しない。 外出は専らジョガーパンツ。 ルールはサルベジショップ購入者用のため鍵付き。 ※リンクはTwitterとInstagramのみです。
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ルール

THE POTION

作者Kasper Lapp
推奨年齢8歳~
プレイ人数2~7人
プレイ時間約10分
出版社FoxMind
出版年2018

サルベジでのルール和訳について:
当方ではルールをなるべく解りやすく理解する為に構成など一部変更している場合があります。

内容物

・材料ダイス×3個

・材料トークン×42個
→甲虫トークン(青)×14個
→きのこトークン(赤)×14個
→薬瓶トークン(緑)×14個

・ポーションボトル×1個(本体容器)

・ルールブック(ドイツ語)

ゲーム概要

世界中から注目が集まる中、
名だたる錬金術師がここに集い、実力を競いあいます。

全ての錬金術師は同じ基本材料を持っています。
珍しい赤いキノコ、薬瓶に入った怪しい緑色の液体、そして毒々しい青い甲虫です。
プレイヤーは賢さとハッタリを武器に、材料を誰よりも早くポーションボトルに手元から入れて、誰もが羨む秘薬の完成に挑みます。
他のプレイヤーに動向をよく観察して下さい。
このユニークな騙し合いの勝者になることが出来るでしょうか?

ゲームの目的

最初に手元にある材料トークンが1種類のみになったプレイヤーの勝利です。

ゲームの準備

各プレイヤーは各材料トークンを2個ずつ受け取ります。
(青甲虫トークン2個、赤きのこトークン2個、緑薬瓶トークン2個)

残りの材料トークンは使いませんので横にどけておきます。
空のポーションボトルをテーブルの中央に置きます。

全てのプレイヤーは手に材料トークンを隠し持ちます。
注意:
他のプレイヤーに自分が持っている材料トークンがわからないように手に隠し持って下さい。

プレイ方法(4~7人用)

各ラウンドの開始時に、1人のプレイヤーが3つのダイスを全て振って今回の材料を決定します。(開始のラウンドのダイスプレイヤーは適当に決めます。)
各ラウンドの勝利条件はダイスによって決定します。

プレイヤー達はダイスの出た目を見て、仲間がどの材料を選ぶのか予想しながら自分の手元の材料トークンから1つを選び、反対の手に持って握ります。

全てのプレイヤーが材料トークンを選び終えたら、
今選んだ材料トークンを公開します。

この時公開された材料トークンと今回のダイスの出た目を比べます。
勝利条件を満たしたプレイヤーは、自分の今握った材料トークンをポーションボトルに入れることが出来ます。
勝利条件を満たさなかったプレイヤーは手元の材料トークンに戻します。

ダイスは時計回りに次のプレイヤーに渡されて、
新しいラウンドが始まります。

勝利条件

  1. プレイヤーが今回公開した各材料トークンの合計数が1つのダイスの出た目とぴったり一致している場合、
    そのプレイヤーはポーションボトルに今公開した材料トークンを入れることが出来ます。
    満たさなかったプレイヤーは材料トークンを手元に戻します。
    重要:
    ダイスの出た目の材料は合算出来ません!後述の例を参照。
  2. 勝利条件1の条件がどのプレイヤーにも当たらなかった場合に以下条件を見ます。
    プレイヤーが今回公開した材料トークンが今回どのダイスの出た目にもない材料だった場合、そのプレイヤーは今公開した材料トークンをポーションボトルに入れることが出来ます。
  3. 全てのプレイヤーが勝利条件を満たした場合、
    誰も材料トークンを入れることが出来ないまま次の新しいラウンドに進みます。

勝利条件の例

ダイス1甲虫2(青)、ダイス2きのこ1(赤)、ダイズ3無地

PiaとKatrinはそれぞれ甲虫(青)を公開しました。
ダイス1の条件を一緒に満たしているため、
2人は甲虫トークンをポーションボトルに入れる事ができます。

Janはきのこ(赤)を公開しました。
ダイス2の条件を満たしているため、
Janはきのこトークンをポーションボトルに入れる事ができます。

Manuelは薬瓶(緑)を公開しました。
どのダイスにも合わない、かつ勝利条件を満たしているプレイヤーがいるため、
Manuelは薬瓶トークンをポーションボトルに入れる事はできません。

ダイス1きのこ3(赤)、ダイス2薬瓶1(緑)、ダイス3薬瓶2(緑)

PiaとKatrinとJanはそれぞれ薬瓶(緑)を公開し、合計3つの薬瓶が公開されています。
これはどのダイスの出た目とも一致していないため、
彼らは薬瓶トークンをポーションボトルに入れる事はできません。
(注:ダイスの出た目は組み合わせる事ができないため。)

Manuelはきのこ(赤)を公開しました。
きのこ3個の勝利条件を満たしていないため、
Manuelはきのこトークンを入れる事ができません。
このラウンドは誰もポーションボトルにトークンを入れる事はできませんでした。

ダイス1薬瓶2(緑)、ダイス2きのこ1(赤)、ダイス3薬瓶3(緑)

PiaとJanはきのこ(赤)を公開しました。
ダイス2はきのこ1で条件は満たしていないため、
2人はきのこトークンを入れる事はできません。
Manuelは薬瓶(緑)を公開しました。
しかしダイスの出た目は薬瓶2個と3個の目でありピッタリではなかったため、
薬瓶トークンを入れる事はできません。

Katrinは他のプレイヤーがダイスの条件を満たせない事に賭けて甲虫(青)を握っていたため、
彼女は甲虫トークンをポーションボトルに入れる事ができました。

ゲームの終了と勝者

ラウンドの終了時にいずれかのプレイヤーが1種類の材料トークンしか残っていない場合、
そのプレイヤーの勝利、優れた錬金術師となります。
複数のプレイヤーがこの条件を満たした場合はそれらのプレイヤーで勝利と名誉を分かち合いましょう!

3人プレイ用のルール変更点

3人プレイヤーでゲームをする場合、
使用するダイスは2個になります。
この時取り除くダイスは一面に材料トークンが3個描かれているダイスです。

良いボドゲライフを!!
(2023年5月更新)

※無断転載、掲載、コピー、引用、誘導、禁止。
サルベジより手に入れた方のみ、
個人的な使用に限り、プレイヤー同士での使用、紙への出力が可能です。

日本語訳:田中おつくり(サルベジ)
お問い合わせ:saruvage.customer@gmail.com