ルールをだいたい5~10分で解って遊べるブログ。
どんなゲームかな?と興味出たり、参加者として遊ぶならざっくり(5分くらい)を読んでください。
自分がルールを説明する人ならしっかり(10分くらい)まで読んでもらえればオーケーです。
※ゲーム内での役などが載っているものは説明書を参考にして下さい。早見表は大事。
今回はカードコントロールの静かな良作「レインボー」です。
手札が場札に、場札が得点に。
レインボー、どんなゲーム?
場札をうまく集めて得点を稼ぐゲーム
ざっくり教えます。
人数で若干ルールに追加と変更がありますがそれは「しっかり教えます。」のパートにて、
今回は4人以上のルールです。
最初によく切った山札から参加人数分のカードを場札としてプレイヤー達の真ん中あたりに並べます。これが1ラウンド目の得点です。
あとは配りきって手札として持ちます。
ジャンケンなどでスタートプレイヤーを決めて、そのプレイヤーから時計回りに手札を出していきます。
この「手番に手札を全員が出して一周すること」を「ラウンド」といいます。
出す方法は、
- 「ソロ」(一枚出し)どれでも一枚
- 「セット」(同数出し)22とか555など、二枚以上
- 「ラン」(連番出し)23とか3456など、二枚以上
のどれかになります。
重要:ソロは常時出せますがセットやランはどちらかが先にでたらその出し方に合わせなければなりません。(出す枚数は固定ではない)
手札を出せる人全員がカードを出したらカードの枚数を比べます。手札がなくなった人はパスになります。
出したカードの枚数が多い人から得点の場札をとっていきます。パスの人は場札はもらえません。
この時、枚数が同じ人は出した数字の合計が多い人、
それも同じならその中で先に出した人から順番に場札を取ります。
重要:2ラウンド目以降の場札の取り方は
- 一枚取る
- 同じ数字のカードを二枚取る(6を2枚など)
の選択になります。
場札がもうなかったり、パスになった人は場札を取ることはできません。
2ラウンド目からは前回(この場合1ラウンド目)でプレイヤーが出した手札が次の場札(=得点)になります。
前回の場札が余った場合はこのゲームでは使用しないので捨て札として脇に除いてください。ラウンド間の場札の持ち越しはありません。
場札の取り方に一癖あったり全然大富豪じゃないじゃん
場札は「得点カード」として各プレイヤー裏向きにして自分の前に重ねていきます。(手札には加えない)
※各プレイヤーは自分の伏せた得点カードは枚数や合計をいつでも見て確認出来ます。他のプレイヤーのものは出来ません。
次のラウンドは前のラウンドで最初にカードを取った人がスタートプレイヤーです。
その人の手札がない場合、左隣の人がスタートプレイヤーです。
ゲーム終了
2人以上の人が手札を出せなくなったらこのラウンドでゲーム終了。
重ねたカードに書かれている数字分を得点に足していきます。(1のカードは1点、6のカードは6点など)
数字の合計が多い人の勝ちです。
しっかり教えます。
よくある確認
1度に出す枚数に制限はないのでゲームの状況では自分の手札が他のプレイヤーより先になくなってしまったりすることがあります。(例:1度の手番にたくさん手札を出したりなど。)
その場合はパスとなり、場札のカードを取ることはできません。つまり無得点。
このラウンドに手札からカードをプレイしていない人は場札を取ることが出来ないため。
手札がなくなったプレイヤーは得点計算まで一時的にゲームから離れます。
2~3人用ルール
2~3人用ではルールに変更、追加があります。
まず準備する場札は人数の2倍を置きます。(2人なら4枚、3人なら6枚)
そして手札を2人は14枚を2セット、3人は9枚を2セットで配り切ります。
片方のセットを「予備札」として伏せて各プレイヤーの脇に置いておきます。予備札は手札になるまで内容を見ることはできません。
各プレイヤーは同じラウンドに順番が2回やってきます。(1度に2手番するのではなく順番を2周します。)
順番の例:2人プレイ時A→B→A→B、3人プレイ時A→B→C→A→B→C
その際1度目に出した手札は自分の左前に、2度目に出した手札は右前に置いてカードを区別しておきます。
出し方のルールは4人以上と同じですが1週目で「ラン」や「セット」に決まった場合、2周目もその決まりに従います。
自分の手番の時に手札を使い切った場合、予備札があればそれを以降の手札とします。
予備札がない場合、以降はパスとなります。
場札の獲得
出した左右のカードを別々の手札として場札を取る順番を決めます。
決めるルールは4人以上のルールと同じです。
取った場札は得点カードとして自分のは一緒にして重ねていきます。
ゲームの終了
2人の時だけ1人の手札がなくなったらゲーム終了になります。3人の時は4人以上の時と同じです。
合計得点の高いプレイヤーの勝ちです。
つべこべコラム
出し方はトランプゲームに近く、やればルールも複雑ではないので適当にやってもそれなりには楽しめます。
が!
やるほどに高得点するためのタイミング、振り込むタイミングやゲームを抜けるタイミングなど、
タイミングを読む駆け引きが強め、勝とうとすると場渡り的な出し方では勝てない、けどふんわりしてるところはどうしようもない。このゲームバランスは実力4運6がゲームの黄金律だと思っている私にはイイ感じ。
ただ個人的な感想ですが2人、3人用ルールではいまいち、この駆け引きが出し切れず大味になってしまっている印象。カード編成を変えてみたり、試してみても再現できず。。。これでやっちゃうと「こんなもんか~」とその人のレインボーは低評価になってしまいそうでちょっと勿体ない。
このゲームが出たのは今から十年以上前、グランペールという会社より出版されました。
当時は今よりさらにニッチなボードゲーム業界。小さな業界でした。今のように手軽に会議室を借りたりできずゲーム会の規模も2~3人がメインだった気がします。そんな中で少しでも多くの人の手に取って欲しくて考えた結果のバリアントルールだったような気が個人的にはしてしまいます。それぐらい4人以上のゲームバランスが素晴らしい。
ボードゲームが以前より認知され、様々なゲームが出版されている昨今においては、
もしかしたら潔く4~6人用のゲームとして売り出した方が得策なのかなぁとも思われます。
一番美味しいところをお召し上がりいただく感じ。
ちなみにですが今は「レインボー カードゲーム」と検索してもレインボースネークの方が出てきます(笑)
ボードゲーム偉人たちのレビューブログで見つけられるくらい。
勿体ないです。
そこで今回、グランペール関係者であった方々にレインボー再販・リメイクなどについてのお話しをさせてもらいました。。
その結果とても温かいご厚意により、許可を頂けることとなり再販リメイクをさせて頂くことになりました。
突然の告知
ご厚意がありがた過ぎて涙がちょちょぎれちゃう!
語尾表現は死語だけどね
自己資金での生産なので少数ではありますが何とかこのお気持ちに応えられるように現在進行中です。
また進行状況は記事にてお伝えするかもしれません。。。生暖かく見守って頂けると幸いです。
以上!
ここまで読んで下さりありがとうございました。
ではまた次回!
さらば~。